解約方法は?画像加工アプリ「Picsart」のダークパターン

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月に1 億 5,000 万人以上のアクティブユーザーが在籍する無料写真・動画編集アプリ「Picsart

その人気とは裏腹に、ユーザーからは以下のような意見もネット上にあがっています。

  • 「Picsart Gold(有料)の無料トライアル中に解約できない」
  • 「料金が勝手に引き落とされていた」

これは、3日間トライアルまたは7日間の無料トライアル中、ユーザーが知らないうちに年間契約を結ばされているダークパターン強制的な継続性」に該当します。

(当ブログ静かに行われる強制的な継続性もぜひ参考にされてみてください。)

画像・編集アプリ「Picsart」とは?

参照画像:picsart

Picsartは、撮影した写真や動画を加工・保存できるアプリです。おしゃれな画像に加工できるだけでなく、映り込んでしまった人物を切り取ったり、髪の毛を消したりすることもでき、海外の10代から20代の若者を中心に高品質なスマートフォンアプリとして人気を集めています。

さらに、InstagramやFacebookのアカウントとの連携も可能で、使い勝手の良さから、2021年において世界で最もダウンロードされたアプリの20位にランクインしました。

無料トライアル中に勝手に5100円の年間契約?

このように人気を集めるPicsartですが、実際にアプリをインストールしたユーザーからは、Twitter上で以下のような声が多く寄せられています。

 

なかには誤って無料トライアルを登録してしまうユーザーもいるようです。これは、アプリを使用しているとき気付かずに、無料トライアルのポップアップに対して指紋認証やFace IDを実行してしまうことが一因と考えられます。

なぜ?トライアル中なのに解約できない

無料トライアルは、アプリをアンインストールしただけでは解約できません。

無料トライアル中に引き落としは行われませんが、そのときの指紋認証やFace IDによって自動的にサブスクリプションサービス契約をするため、更新日の前日までにキャンセルの手続きをおこなう必要があります。

どうすれば解約できる?

では、いったいどうすれば解約できるのでしょうか?Picsartサイトの利用規約には以下のように記載されています。

アカウントにサインインし、サブスクリプションをキャンセルする手順に従うことで、サブスクリプションをキャンセルできます。Apple App StoreやGoogle Playなどの第三者を通じてサブスクリプションを購入した場合は、その第三者を通じてキャンセルする必要があるかもしれません。

引用元:Picsart利用規約

利用規約には“サブスクリプションをキャンセルする手順に従うことで、サブスクリプションをキャンセルできます。”と記載されているため、無料トライアル中のキャンセルはもちろん可能です。

次に、iPhone、Androidからの解約方法を説明します。(参考:appleサイトGooglePlayサイト

iPhoneの解約方法

Apple IDへサインインして、PicsArtがサブスクリプション登録されているか確認する必要があります。以下が手順です。

  1. 設定アプリを開く
  2. 自分の名前をタップ
  3. [サブスクリプション] をタップ
  4. [サブスクリプションをキャンセル] をタップ
  5. 下にスクロールすると[サブスクリプションのキャンセル] ボタンがあります。[キャンセル] ボタンがない場合、または期限切れメッセージが赤いテキストで表示される場合、サブスクリプションは既にキャンセルされています。

Android(アンドロイド)の解約方法

  1. Android デバイスで、Google Playの定期購入にアクセス
  2. 解約する定期購入を選択
  3. [定期購入を解約] をタップ
  4. 画面上の手順に沿って操作します。

まとめ

ユーザーは、指紋認証の設定をオフにする、無料トライアルを勧めるポップアップが表示されるたびに、閉じるための「×」ボタンを押すなどして、このようなダークパターンから身を守らなければなりません。

Picsartの利用規約上では、“すべての支払いは返金不可”とされており、Picsartに対してネガティブな印象を持つユーザーも多く、冒頭での述べたように口コミやSNSで「勝手に課金された」などのコメントが多く見受けられます。

しかしPicsartは、多々ある画像加工アプリの中でも無料でありながら、モザイク加工や背景透過など高品質な機能を提供する安全なアプリケーションサービスです。このような素晴らしいコンテンツを提供する企業でさもダークパターンを取り入れているのが現状です。

もしもあなたのWebサイトがダークパターンを使用しているのであれば、ネガティブイメージによってユーザーの信頼を失う前に、改善をする必要があります。ダークパターンのノウハウを学び、コンバージョンを勝ち取りましょう。

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