Adobe「解約できない」「手数料が不明瞭」その解約方法とは?

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イラスト・動画編集で人気の米ソフトウエア大手Adobe(アドビ)。

しかし、「サブスクリプションの解約に必要な解約金について分かりづらい。」「無料期間中に解約を忘れていて解約しようとしたが、手続きが難しい。」という声を受け、米司法省は6月17日(現地時間)、Adobeを提訴しました。

同社がPhotoshopなどの一連のアプリのサブスクリプションで、早期解約手数料を隠し、解約を困難にすることで消費者を欺いているとしています。米連邦取引委員会(FTC)からの通知を受けての提訴です。

Adobeはダークパターンになっている?

今回、Adobeは重要なプラン条件を明示せずに、最もお得だと思わせるプランに登録させることで、消費者に損害を与えたと指摘されました。Adobeは初期設定で年間プラン月々払いを勧めていますが、このプランでは最初の1年間にプランを解約すると数百ドルの解約料がかかります。

しかしながら、それについての説明は小さな文字で、オプションのテキストボックスやハイパーリンクの後ろに隠していました。このAdobeの事例は、ダークパターンのスニーキングにあたるといえそうです。スニーキングについては下記の記事もご参照ください。

7.隠されたコスト

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Adobeは解約が難しい?

XではAdobeは「電話番号にかけてみたがつながりにくい。」といった、解約方法が難しいというポストもあがっています。

引用元:@jason_loxton on X

これらの解約しづらいという声は、ダークパターンのオブストラクションになっていると言えそうです。オブストラクションについては下記をご参照ください。

3.ゴキブリホイホイ

さらに解約時の案内でもダークパターンが

xをリサーチすると、さらに解約時の案内にもダークパターンが潜んでいることが分かりました。

上記は、ユーザーがオファーを断ろうとすると、羞恥心や罪悪感を与えて、あたかも断ることに罪があるように思わせるミスディレクション(誘導)と言えそうです。ミスディレクションについては下記もご参照ください。

9.コンファームシェイミイング(羞恥心の植え付け)

■あわせて読みたい⇒ ダークパターン事例 羞恥心を植え付ける「コンファームシェイミング」

Adobeの解約方法の裏技とタイミング

解約の難しさが浸透しているのか、解約方法の裏技を紹介するポストまで見受けられました。

最後に

Adobeはダークパターンの積み重ねで顧客の信頼を失い、とうとう米連邦取引委員会(FTC)から提訴されてしまいました。このニュースが世界中を駆け巡ることで、さらに顧客からの警戒心は高まるでしょう。ダークパターンの使用は、短期的な売り上げが上がるように見えても、長期的にはデメリットしかないことを企業は心得ておかなければいけません。

参考:ITmedia NEWS「米司法省、Adobeを提訴 解約困難なサブスクリプションで

◎顧客の信頼を得るデザインについて学びたい方はこちらもご確認ください↓

 

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