皆さん、Wikipedia使っていますか?
Wikipediaはちょっとしたことを調べたいときにはとても参考になるサイトです。
一方、一時期、「寄付の催促がうざい」と話題になりました。そう思わせてしまった原因は何だったのでしょうか?
Wikipediaの寄付の依頼がしつこいと思われるのはなぜか
Wikipediaの寄付が「うざい」「しつこい」と話題になってしまったのはなぜでしょうか。理由を考察してみました。
Xでのポストを見てみると、見た人に罪悪感を与えるような寄付の依頼が逆に「うざい」「しつこい」「やりすぎている」と思われる原因になっていそうです。
ユーザーに羞恥心や罪悪感を与えるような手法もダークパターン
ユーザーに羞恥心や罪悪感を与えるような文言で、購入を促したりサービスの解約などを阻止する手法はダークパターンではコンファームシェイミングという種類になります。Wikipediaの事例もコンファームシェイミングと言えそうです。
ダークパターン事例 羞恥心を植え付ける「コンファームシェイミング」
サイトを利用するユーザーとしてコンファームシェイミングに誘導されない為には、コンファームシェイミングの存在を知って、サイトの脅迫的であったり罪悪感を与えるようなコピーに惑わされずに、「本当に今その商品・サービスが必要か」で選択することが大切です。また、Wikipediaのメールに不快感を感じた場合は、メールの中に「登録解除」のボタンがあるかと思いますので、そちらをクリックして登録解除しましょう。
海外でもコンファームシェイミングに関する声が上がっています。
選択肢が、サービスを選択しない場合に「リスクを負います。」という選択肢となっており、ユーザーに恐怖感を与える内容となっています。
サービスを選択しない場合には、「私は今夜、電子レンジで夕食をとります。」というマイナスな突き放すようなイメージを与える選択肢になっています。
ダークパターン最新情報
ユーザーからのクレームや法令違反を招くダークパターンを回避しよう
Netflixの躍進の裏には解約方法の簡易化も?
近年、躍進しているNetflixですが、コンテンツのすばらしさやマーケティングはもちろんのこと、その躍進要因の一つとして解約方法の簡易化も影響しているのではと示唆されることがあるようです。
画像引用元:GEM Partners「動画配信(VOD) Blu-ray InteRnet DVD Survey ホームエンタテイメント向け分析サービス市場5年間予測 (2021-2025年)レポート」
いつでも気になったときに入会しやすく、退会しやすい安心感は、ユーザーにとってはサービスを利用したいと思える大切な一要素です。
まとめ
ユーザーは、コンファームシェイミングの存在を知って、脅迫的であったり罪悪感を与えるような文章には惑わされずに、商品・サービスを選択しましょう。
また、企業側はコンファームシェイミングを利用することで、一時的に顧客の解約などを阻止することが出来るかもしれませんが、長期的には企業に悪いイメージがつくというデメリットがあります。どんなときもダークパターンを使用せず、ユーザーに真摯に向き合い、気持ちよくサービスや商品をご購入いただく環境づくりが大切です。
企業ができるダークパターンを使用しないための対策+無料相談のご案内
①自社サイトのチェック
自社のWebサイトやアプリのUI/UXを見直し、価格や契約条件が明確に記載されているか、解約手続きが簡潔でスムーズにできるようになっているかをチェックしましょう。透明性の高い設計は、顧客の信頼を獲得し、リピーターを増やす要因になります。
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②ダークパターン研修の実施
マーケティング担当者やUXデザイナーの皆様に、ダークパターンを回避しながら売り上げを上げる動画研修を準備しています。ダークパターンを使用しないデザインについて学ぶことで、長期的に健全なビジネス運営が可能になります。
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ダークパターンを排除しながら売上を維持する方法について、専門家に相談することも有効です。透明性を持った運営を行うことで、企業のブランド価値を高め、顧客満足度を向上させることができます。
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