目次
心理的なダークパターンとは
このダークパターンは、あなたに間違った決断をさせるために使われる心理的なトリックです。
ゲームは、たとえゲームが面白くなくなっても、プレイを続けさせるために多くの心理的なトリックを使えます。
その方法のひとつは、ゲームに自分が投資していると感じさせることで、ゲームの価値を高めることです。
より強力なアイテムが追加されていたり、自分用にカスタムされることで、ユーザーはそれを捨てるのは惜しいと感じるでしょう。
ゲームが使うもう一つのテクニックは、ユーザーに人為的な目標を与えて達成させることです。
これは、獲得するバッジかもしれないし、コレクションするものかもしれません。
人は、完全なゴールよりも、部分的に達成されたゴールの方が記憶に残りやすいため、任意に設定されたゴールを達成するためにゲームを再開する可能性が高くなります。
ゲーム環境をまるでユーザーがコントロールしているかのように錯覚させることで、ゲームはユーザーの潜在意識を操作しているのです。
さらにゲームは、ユーザーをだましたり、実際よりも熟練しているように感じさせたりするかもしれません。
たとえそうでなくても、より多くの力を与えられたとユーザーが感じれば、プレーをする可能性は高くなります。
ゲームでは多くの場合、達成度に応じて配当が変動します。
このような予測不可能でランダムな配当が引き金となり、脳は大きな報酬を得るチャンスを求め、プレイを続けてしまいます。
ゲームによっては、普段ならやらないようなことをついやってしまうように、見た目の美しさでだますものもあります。
また、最近の出来事や記憶に残る出来事に対する脳のバイアスを利用して、実際の勝率よりも高いと思わせることもできてしまうのです。
心理的なダークパターンの例
投資/寄付
せっかく時間とお金をかけて地位を向上させたものを、捨てるのは惜しいと思わせる。
バッジ/寄付による成果
無理やり作られたものでも、気にせずプレーを続ける。
完璧なコレクション
ゲーム内のアイテム、達成、秘密をすべて集めたいという衝動を感じさせる。
コントロールの錯覚
不正や情報を隠したりして、ユーザーを実際よりも優れたプレイヤーと思わせる。
変動報酬
予測不可能あるいは突発的な報酬は、予測可能な計画よりも中毒性が高い。
美的操作
トリックを使った質問を使用し、ユーザーの感情や潜在的な欲望をもてあそぶ。
楽観主義と偏った評価
最近見た、あるいは記憶に残っているという理由で、何かについてその頻度を過大評価する。
■脱ダークパターンで今すぐサイト改善をしたい方向けのトレーニングはこちら↓
■同じ著者のゲームに関する記事をもっと見る