Google、まぎらわしいボタンを制限する広告ポリシーを発表

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Barry Schwartz

Barry Schwartzは、ニューヨークのWebサービス会社RustyBrickのCEO兼テクノロジストです。RustyBrickは1994年以来、カスタマイズされたオンライン技術を通じて企業のコスト削減と売上向上を支援しています。

また、BarryはSearch Engine Roundtableの創設者であり、Search Engine Landのニュース編集者も務めています。検索分野の最新情報を発信し、Search Marketing ExpoやPubConなどの業界イベントで講演者やモデレーターとして参加しており、Google本社でのGoogle Talkでも講演を行っています。

この記事はGoogle Updates Misleading Ad Design Policy For Deceptive Buttons In Adsの翻訳転載です。著者のBarry Schwartzさんの許可を得て公開しています。

Googleは、Google広告の「不当表示 – 誤解を招く広告デザイン」に関するポリシーを更新し、欺瞞的で分かりにくいボタンを使用した広告に対して、より厳格かつ明確な対応を実施することを発表しました。Googleは次のように述べています。「画像広告内で、ボタンの機能を説明する明確な文脈が欠けている場合や、周囲の広告コンテンツに比べて不釣り合いに目立つボタンを使用することで、ユーザーが広告とやり取りしていることを理解しにくくなる広告は制限されます。」

私たちは皆、このようなタイプの広告を目にしたことがあると思います。今回Googleが更新したポリシーが指摘しているのは、まさにそのような広告です。下の画像は、数年前に私がRedditで見つけた一例です。

同じようなデザインで「START NOW」のボタンが2つある

おそらく皆さんも、ダウンロードボタンなどをクリックする必要がある際、そのすぐ隣に非常に似たボタンの広告が表示されていて、どれが広告でどれが本来のボタンなのか分かりにくい状況に遭遇したことがあるのではないでしょうか。

Ad Exchangerは、このようなものを「再生ボタン詐欺」と呼んでいたと思います。

この件について、Googleは以下のように説明しています。

「2025年1月23日に、Google広告の『不当表示 – 誤解を招く広告デザイン』に関するポリシーが更新され、次の点が明確化されます。画像広告内で、ボタンの機能を説明する明確な文脈が欠けている場合や、周囲の広告コンテンツに比べて不釣り合いに目立つボタンを使用することで、ユーザーが広告とやり取りしていることを理解しにくくなる広告は制限されます。
 
また、このポリシーの施行は2025年1月23日から開始され、約8週間をかけて全面的に実施される予定です。」

つまり、このポリシーは2025年1月23日まで正式には発効せず、完全に施行されるのは2025年3月23日以降となります。

さらに、このポリシーに違反した場合でも、事前の警告なしに即座にアカウントが停止されるわけではありません。アカウントが停止される少なくとも7日前には警告が発行されるため、この措置は他のものよりも緩やかな可能性があります。

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